司法試験合格を目指す公務員くんのブログ

司法試験合格を目指す現役公務員のブログです。

予備試験を受けて 感想と自己採点

再現答案も書き終えたので、令和2年度の予備試験を簡単に振り返る。

 1.答案全体の出来

出来としては、大外しや大ミスはしていない。全く分からない科目や、途中答案も無かった。終わった後の手ごたえは、かなり良かったので、合格の2文字がよぎったが、再現答案を作る中で、結構凡ミスしているのに気付いた。刑事実務の伝聞証拠と民訴の設問1は、落ち着いて解けば分かったのにミスしたので、超くやしい。正直、感触は悪くないが、今年は受かっていないと思う。でも可能性がないわけではないので、来年の合格発表を楽しみに待つとします。

2.自己採点

憲法 B

行政法 B

民法 D

④商法 C

民事訴訟法 C

⑥刑法 B

刑事訴訟法 A

⑧民事実務基礎科目 A

⑨刑事実務基礎科目 C

⑩一般教養 E

 

自己採点をネットにさらすのは恥ずかしけど、自己評価と実際の採点結果のズレを認識するのは大事なので採点してみた。てか、この評価だと合格してしまうが、自分の率直な実感としてはこんな感じ。よくできたのは、行政法、刑訴、民実、悪かったのは、民事系3科目と一般教養、その他は普通かな。総合順位としては、3桁には入っている自信がある。2年前、論文はほぼ無勉強で、ほぼ何も書けなかったという状態で1900番台だったが、今回は当時とは比べ物にならないほど書けた。むしろ、これで順位が下位だったら、相当な勉強方法の修正が必要となる。

 

3.今後の勉強

 今後の勉強方針だが、まずは、口述の勉強を開始する。まずは、出題形式から、勉強方法などをネットを中心に情報収集する。あとは、基本的にはこれまでの勉強とは変わらないのかな。伊藤塾の答練を受け、さらに、演習書でひたすら問題を解く。あと、今回受けて実感したのが、論証や定義の重要性。これは、再度ブラッシュアップが必要だと認識したので、毎日Anki(単語帳カード)で100問を目標に見直す。

 一番悩ましいのが、選択科目。不合格の場合、無駄となってしまうが、かと言って、仮に合格していたら、1月から選択科目を勉強して、5月の司法試験に間に合うのか?しかも、再来年から予備の論文でも選択科目が導入されるので、とりあえず、勉強初めてもいい気もする。選択科目は労働法を選択する予定。とりあえず、年内は、モチベーションが下がったら、労働法の勉強をすることにする。

 

4.予備試験論文式試験を終えて

最後に、今回の論文試験は、本当にいい経験だった。2日間は死ぬほど辛かったが、終わった後の解放感と充実感は、これまで味わったことのない感覚だった。そして、一番うれしかったのが、自分の実力が上がったこと。2年前、記念受験で論文試験を受けたが、その時とは、比べ物にならないほどよく書けた。当時の自分と比べ、法律に関する知識や文章力は格段にあがっていた。この2年間、毎日頑張って勉強した成果をありありと感じることが出来たので、それは、本当に嬉しかった。日々、毎日を過ごしていると、自分の成長を感じられるというのは、なかなか無いので、今回の試験は自分の成長を感じられたという点で、本当にいい経験だった。

あと、予備試験は、頑張れば全然手が届く試験だと再認識した。とにかく、頑張ろう。自分も30代になり、決して若くない。昨年、結婚して、これから子供もできるかもしれない。そうしたら今までと同じように勉強ができるとは思えない。もう、ゆっくり悠長に勉強してられる状況ではない。とにかく、毎日必死に全力で勉強しよう。そして、絶対に予備試験、司法試験に合格してやる。

 

 そして、来年受験する方にアドバイス。まず、TOCはパイプ椅子で長時間座るのはきついです。なので、座布団をもっていきましょう。特に腰痛持ちの方!今回、座布団をもっていき、本当に良かった。そして、再現答案を作る方は、再現答案を作る前に、解答速報とか見ない方がいいです。なぜなら、自分の答案が解答例と違っていた場合、作るモチベーションが下がるので。今回は自分もその口でした。途中で作るの嫌になります。